ゲーム業界の中途採用面接に向けた準備ガイド | ニダンジャンプ

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ゲーム業界の中途採用面接に向けた準備ガイド

転職活動のいわば本番ともいえる面接ですが、ゲーム業界の面接ではどんなことに気をつければいいのでしょう?本記事では、実際に面接を受ける際に必要な準備や注意点をまとめました!

染谷翔|株式会社ニダンジャンプ キャリアアドバイザー
ゲーム開発業界でプランナーとして勤務した後、自転車世界一周旅行のブロガーとして数年間活動。帰国後にUnity JapanでUnite Tokyoをはじめとする各種イベント業務のディレクションや運営、Unityユースクリエイターカップ(旧インターハイ)の企画立ち上げや運営等に携わる。2023年に株式会社ニダンジャンプ創設に関わりWebサイトを立ち上げ、サイト運営、求職者の転職サポート等で活動中。

面接の相手が「一緒に仕事をする初対面の方」だと思って話す

面接は書類審査をクリアした上で呼ばれるため、その先の「性格や人柄・チーム適応性・志望動機」等が主な判断材料となります。では、 営業モードで綺麗事を並べるべきか、自分の苦手な要素も正直に話すべきか? 面接ではどこまで本音で話すべきなのでしょうか?

基本方針は「一緒に仕事をする初対面の方」だと思って話をしましょう。ビジネスモードで、やる気や誠実さ、自分の経歴の良い部分をポジティブに話します。これから仕事をしよう!という相手にいきなり自分の苦手分野や、前の会社の不満点を長々と語るのは相手を不安にしたり、印象を悪くさせるだけです。「いい人だな」と思ってもらえる話し方を心がけましょう。

・円滑に会話のキャッチボールができるか
・業務に対して主体性を持って取り組めるか
・チームにフィットする性格・人格か
・会社やプロジェクトへの関心・熱意があるか
・過去の経験から何を学び、どう活かすか考えられているか


色々な要素がありますが、一言で言えば 「この人と一緒に働きたい」 と思ってもらうことが目標になるでしょう。

2. 面接に向けた準備と注意点

とはいえ、面接官も求職者がポジティブな綺麗事を並べて自分を良く見せようとしてくるのはわかっています。質問や会話の中でさりげなく本音の部分や日頃の意識の高さ、どんな考えで応募してきているかを探るのが普通です。

転職活動は複数の会社に対して並行して進める場合が多いため、実は面接に呼ばれるまでその会社のことを詳しく知らなかった、というケースもあるでしょう。改めて会社をリサーチし、面接に向けて考えをまとめてみましょう。

◯自分のできること&会社の求めていることを重ねる
・自分のスキル・経歴・やりたいことと、その会社が求めている業務・役割の重なる部分を洗い出し、再認識
・重なる部分がもっともアピールできるポイントであり、志望動機とも繋がる

◯「その会社」で働きたい理由の明確化
・開発しているゲームやコンテンツから魅力を感じるタイトルや作風を見つける
・WebサイトのスローガンやMVV、社員インタビューの記事を見て会社や働いているスタッフの考えを知る

服装やオンライン面接用機材は「悪い要素を排除する」

服装やオンライン面接用の機材は、悪い要素を排除する考えを持ちましょう。「私服でよい」といっても部屋着やラフすぎる格好は悪目立ちしますし、Webカメラやマイクが低品質では損をするだけです。カメラ角度や照明のバランスも見直して、自分の顔がクリアに見えているようにしましょう。

・清潔感のある服装を心がける(シンプルな襟付きシャツorブラウス、ジャケットやカーディガン)
・Webカメラは画面中央に顔が映り、話す時に目線が合うように
・背景は片付いている状態にするかシンプルなバーチャル背景に
・面接予定の時間の部屋の明るさ(ライトの向きやカーテンによる遮光)が適切か
・マイクやスピーカーの音声・音質・音量が適切か
・インターネット環境や使用するチャットツールが正しく動作するか

ノートPCに付属しているWebカメラ+マイクを使用する場合は注意が必要です。カメラの角度によって見下ろしたり見上げたりする構図より、目線の高さに合わせた位置がいいでしょう。箱や台などを置いて高さを調整してみましょう。外部モニタがあるなら外付けのWebカメラをモニタ上に取り付けるのもいいでしょう。ノートPCのマイクは音がこもりやすい欠点があります。マイクは音質が低いと会話自体にストレスがかかるため、カメラ以上に気を使いましょう。また、ノートPCに限ったことではありませんが、マイクがエアコンや扇風機、換気扇などの環境音を意図せず拾っていたり、ノイズや反響が発生していることもあります。事前に知人と会話して聞いてみたり、チャットツールの音声確認テスト機能で確認するようにしましょう。もちろんニダンジャンプの方で環境をチェックすることもできます!

デキる大人は相手を不安にさせない

仕事に前向きで、ポジティブな姿勢・態度を示すようにしましょう。

実際のところ、働いていれば考えこんだり、苦しいことはたくさんあります。初対面の相手に明るく振る舞うのが苦手な方もいるでしょう。採用側もそれはわかった上で、面接という場でポジティブな態度を示せるかをみられています。

・無理にでも前向きな姿勢、明るい態度をみせるよう心がける
・前職での待遇や人間関係に対する不満をあらわにしない
・転職理由がネガティブなものであっても「新しい環境で成長したい」「より高いレベルに挑戦したい」といったポジティブな表現に言い換える
・回答が難しい時でも、いったん笑顔で応対する


「嘘をついているようで気が引ける」と思う方もいるかもしれませんが、社会で人間関係を構築する最初の一歩から、ネガティブな本音をさらけ出すことはありません。限られた時間で第一印象を良いものにしましょう。

例:
前職での給与や会社の方針に不満があった → 「今までの開発経験を活かし、より成長できる環境に転職したい」

応募先の業務内容に応えられるか不安/応募資格に一部不足がある → 「新しい業務にチャレンジするのもやり甲斐を感じる、今後も成長していきたい」

面接でよく聞かれる質問の例

◯自己紹介や志望動機、転職の背景を話して
・挨拶代わりに聞かれることが多い
・最初でつまづくと緊張してしまうので、話す内容を事前に整理しておくのが無難
・面接官がみているのは話し方から伝わる人物像なので、なるべく自然体で、落ち着いて答える

◯最近プレイして印象に残ったゲームは?(+その理由は?)
・普段どんなゲームをプレイしているか
・面白さやゲームデザイン、話題性の分析や課題点・改善点まで話せると◎
・マニアックすぎるゲームだと面接官が困惑してしまう可能性があるので、ある程度メジャーなゲームや、応募先の開発チームが知ってそうなを話題にした方が無難

◯ウチのゲームはプレイしました?(+その感想は?)
・プレイしておくに越したことはない
・公式サイトやトレイラー、プレイ動画、レビューサイトなどでも内容や評判を調査しておく
・良いところを指摘して、聞かれたら課題点・改善点を挙げる

◯前職での成功・失敗体験は?
・第三者が聞いても伝わるよう、数字や結果、実績を示して説明する
・失敗時の課題点だけでなく、それに対してどう反省・工夫し、改善を試みたかのプロセスも話す
・成功体験、やり甲斐を感じたポイントは心を込めて
・失敗体験はネガティブに語らず、ポジティブに言い換える

面接後にやっておくべきこと

面接に苦手意識がある方は、今後の面接や他社への応募に向けて振り返りをしておきましょう。

・話した内容をメモに残す
・面接で受けた質問は、自分のよくある質問リストに加えてまとめておく

まとめ:面接は「共に働く仲間」を見極める場

面接では、スキル以上に「一緒に仕事をしたいと思えるか」が問われます。限られた面接時間を誠実に対応する準備と心構えを持って臨みましょう。

チームに馴染んでくれる「明るい印象の良い人」は歓迎される要素です。できれば面接の場だけでなく、 いつでも自然体で明るい印象を与えられる ように日頃から意識しましょう。