

転職の応募書類で職務経歴書と双璧をなすポートフォリオ。プランナーやプロジェクトマネージャーなど「これ」という形の制作物がない職種は一見、作りようがないように思えます。
しかし、どんな職種でも職務経歴書とセットで制作・提出できるポートフォリオがあります。多くの求職者が「職務経歴書だけ」の中で、きちんとしたポートフォリオをまとめることができれば、それだけで大きなアドバンテージになりえます。今回は業務経験のポートフォリオ化とポイントについて解説します!
業務経験を、画像や図とともにスライド形式でまとめるのはどの職種でもできることです。書き出す内容は職務経歴書(職務要約)と同じく、採用側にアピールしたい要素を絞って構成します。
職務経歴書の内容と重複するなら無駄でしょうか?そんなことはありません。文章だけでは伝わりにくい「成果」「仕事ぶり」を短時間で理解してもらいやすくなります。また、スライド資料の作りからは仕事の丁寧さ、文章力、センス、場合によっては地頭の良さや性格、人柄まで伝わります。この2つのポートフォリオを見比べてみてください。
このサンプルAは無機質なテンプレートに粗い画像が貼られ、見出しやテキストの位置もページによってズレが目立ちます。また説明も冗長で退屈です。画像の大きさ、配置もまちまちで散らかった印象を受けます。
一方、こちらのサンプルBはスタイリッシュでありつつもスッキリしたデザインで、フォントもカッコイイものが使われています。デザインやレイアウトも各ページで統一されており、限られた文字数でセンス良くまとめられています。
上の2つの例ではあえて極端な見せ方をしていますが……、職務経歴書からは読み取れない「普段の仕事ぶり」「人柄」が伝わるのではないでしょうか。
サンプルAに比べてサンプルBの制作者は 「資料づくりがうまい、読みやすい」「仕事が丁寧、気配りもできそう」 という印象を受けます。転職に当たり、きちんとした資料を作成する真摯な姿勢や熱意も感じられますね。もし2人の候補者がいて、職務経歴書上は同じくらいの経験だったとしたら、サンプルBの制作者の方が信頼できそうです。
職務経歴書とポートフォリオどちらを選ぶかという話ではなく、両方あればいいだけの話ですから作成して無駄になることはありません。 きちんとしたポートフォリオなら絶対にあった方がいいです。

ゲームに限らず、皆さんは生活の中で色々なものを購入しますよね。趣味のグッズから車やマイホームまで色々ありますが、なんとなく選んで買っているでしょうか? 長く愛用したいものほど、商品説明や画像、紹介ページなどを穴が開くまで読み込むことも多いと思います。メーカーのブランドイメージ、Webサイトや店舗の見た目に影響を受けるのも普通のことです。
ポートフォリオは自分をアピールするための宣材 と考えてみましょう。採用側は決して安くはない「人材」という商品を探しています。初対面の求職者の情報は応募書類が全て。同じような求職者が複数いたら「信頼を感じられる人にしよう」と判断するのは自然なことです。
5~10ページ程度のスライドで十分です。自分という商品を最大限アピールするため、胸を張って渡せるポートフォリオづくりを目指しましょう。
明確にNGとするケースは滅多にありません。例外的に、実績といえないような経歴(成果がほとんどない案件やアルバイト経験など)や異業種での経歴は空回りしてしまうことがありますが、心配なら ニダンジャンプにお問い合わせ ください!

そもそもの話として、職務経歴書が文字だけで構成される明確な理由ははっきりしませんが、歴史的に考えると定型フォーマットで大量に処理・比較する採用プロセスが根付いているためと考えられます。JIS規格の履歴書がどの会社でも使われているのと同じ理由で、これはこれで採用側(人事)も見慣れていて良し悪しを判断しやすいのです。
しかし、実際の開発現場で上司や同僚となる方が知りたいのは求職者の 「業務経験や人柄・性格」「一緒に働いてみたいか」 です。画一的な職務経歴書の他に、グラフィカルで手の込んだポートフォリオやスライド資料があれば必ず目を通されます。気合を入れて作るだけの価値はあるといえるでしょう。
本命の求人で何とか書類審査に通りたい!そんな方は業務経験ポートフォリオを準備し、万全の態勢でチャレンジしましょう!スライド制作に当たってどんな工夫をすればいいか、次回の記事で解説します。お楽しみに!
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