

前回の記事で、業務経験をスライド形式でポートフォリオ化する話に触れましたが、読みにくいスライドや整理されていないデザインは逆効果。「仕事ができる」資料づくりを目指しましょう。今回は転職のみならず、実際の業務でも役立つスライド制作のTipsやノウハウを解説します!

社内向けの資料や仕様書ならともかく、初めて応募する企業に対してデフォルトのテンプレートとフォントでは芸がありません。スライドテンプレートは無料でダウンロードできるオシャレで洗練されたものがたくさんあります。
ダウンロードサイトはGoogle検索やAIで探せばすぐ見つかります。ご自身の経歴や代表作品を紹介するのに適したスライドテンプレートを使いましょう。

同一資料の中で、 使用するフォントやカラーは統一しましょう。 タイトル用と本文用に2種類のフォント、カラーはメイン+アクセントの2色程度に絞るのが無難です。これだけで「整理された印象」を与えることができます。
基本的にはテンプレートで設定されたものを遵守しますが、特徴的な英字フォントに対して日本語フォントが設定されていないことも多いです(逆のパターンもあります)。日本語と英字でフォントの雰囲気、文字の太さをなるべく揃えましょう。
また、フォントサイズや「標準(Regular)」「中細(Light )」「太字(Bold)」といったフォントの太さ、テキスト位置や行間のルールを決め、統一しましょう。

デザインの視覚的な調和を生み出すために、要素の配置や余白の幅を統一する格子状のグリッドが「見えない線」です。以下の点を強く意識して資料を作りましょう。
・見出しやテキストの位置(左端)を”完全に”揃える
・余白の幅を一定にする
・画像の位置やサイズを合わせる
「見えない線」が徹底されている資料は洗練された印象を与えます。プロのデザイナーであればグリッドや余白を意識するのは基本。見る人が見れば、スライドの作り手にデザインの素養があるか、全くわかっていない素人なのかはすぐにわかります。どんな職種であれデザインセンスがあって損をすることはありませんから、必ず意識するようにしましょう。
単に業務経験を伝えるだけでなく、タイトルスライドやプロフィール、サンクスページなどで関わりの深かったゲームや、自分を象徴するような画像を効果的に使いましょう。ちょっとの工夫で、一気に「仕事ができ」そうな雰囲気を出すことができます。
職務経歴書と同じく、自分が特に誇れるプロジェクトやスキルにページを多めに割きましょう。応募先の業務内容、求める経験にマッチしているかも重要です。
例えば「レベルデザイナー」の募集に対して「シナリオ制作経験」をアピールするのはミスマッチです。一定の経験があったとしても補足として留め、「レベルデザイナー」としての経験をアピールすることにページを割きましょう。
文字が多すぎると「読む気を失わせる」一因となります。1ページは要点を短文でまとめ「スライドは視覚的に伝える」意識を持ちましょう。
添削する時間が十分にある資料づくりで、退屈で冗長な文章や、理解しにくい言い回しはマイナス!要点をまとめる力、物を伝える文章力、語彙力はチーム開発では重要なファクターです。以下の点を意識して文章を添削しましょう。
スライドを使ったポートフォリオは、業務経験だけを見られるわけではありません。スライドの体裁や文章から物の伝え方、デザインセンス、文章力・語彙力といった仕事の基礎力はもちろん、人柄や性格まで伝わることも。
丁寧で誠実な資料づくりができる人は、たとえ経験が浅くとも期待がかかるもの。書類審査の通過率を高める大きな武器となります。多少の時間はかかりますが、業務経験を資料化するだけならせいぜい1~2日で終わる作業です。応募する前に準備してみることをお勧めします。
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