これ、いらないです。職務経歴書テンプレで不要な情報 | ニダンジャンプ

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これ、いらないです。職務経歴書テンプレで不要な情報

採用側が求める必要な情報に絞り、そうではない情報はなるべく削るのが職務経歴書のキホンです。しかし世の中の職務経歴書テンプレートに従って正直に情報を書いてしまうのが真面目なヒトの常……。今回は削ったほうがいい不要なテンプレ項目や、代わりに書いた方がいい項目について解説します。

染谷翔|株式会社ニダンジャンプ キャリアアドバイザー
ゲーム開発業界でプランナーとして勤務した後、自転車世界一周旅行のブロガーとして数年間活動。帰国後にUnity JapanでUnite Tokyoをはじめとする各種イベント業務のディレクションや運営、Unityユースクリエイターカップ(旧インターハイ)の企画立ち上げや運営等に携わる。2023年に株式会社ニダンジャンプ創設に関わりWebサイトを立ち上げ、サイト運営、求職者の転職サポート等で活動中。

不要なテンプレ項目とは

ズバリ書きますが会社の事業内容、従業員数、資本金、売上高は書かなくていいです。項目ごと抹消しましょう。

多くの職務経歴書テンプレートで項目があるため、それに準じて記入しそうになりますが、無駄な情報はノイズとなります。情報を減らしてスッキリさせ、アピールしたい・採用側が求めている情報に目がいくようにしましょう。

1. 事業内容
→多角的な経営をされているゲーム会社もありますが、そんな説明は不要。スペースの無駄です。

異業種の場合はどうなるの?と思いますが、エンタメやデジタルコンテンツなどゲーム開発と関係の深いものなら何を経験されてきたかの内容を見ますし、そうでないならそもそも重要ではないので文字数を費やす意味はありません。

2. 従業員数
→求職者であるあなたの価値を示す材料にはなりません。大事なのは「どんなタイトルの開発に携わり、どんな経験をしてきたか」。事業規模の説明に文字数を割くより、開発タイトルや関わった工程を書く方が有益です。

3. 資本金
→会社の規模感を示す指標ですが、転職の場ではやはり無意味な情報です。

4. 売上高
→……これ、ゲーム業界の転職現場で参考にされている採用の方いるんでしょうか。

ちょっと強気に切って捨てたので、これらの情報を重視している採用の方がいたら本当にゴメンナサイなのですが、99パーセントいないと思います…。

テンプレにあるからと思考停止して前職の資本金や売上高を調べあげ記入してしまった方、丸ごと削除しちゃって問題ありません。この項目は他の業界で使われるものだったのだと学びましょう。

代わりに書いた方がいい項目

意外と抜けてしまいがちな情報が、会社ごとの雇用形態やプロジェクトの規模、役職・役割です。

1. 雇用形態
正社員、契約社員、派遣社員、業務委託、アルバイト……どんな雇用形態で所属していたかで「業務の裁量範囲」や「チーム内での責任の重さ」が見えてきます。

もちろん正社員の方が採用側の評価は高くなりますが、職を転々としている場合には契約社員や業務委託であることを示した方が悪い印象が払拭できる(自分から退職を繰り返しているわけではない)場合もあります。派遣社員であれば、派遣元と出向先を明記しないとプロジェクトごとに転職を繰り返しているかのような見え方になってしまうことも。

2. プロジェクト(PJ)の開発規模
PJごとの開発規模、チームメンバー数や外注も含めた全スタッフ数は、採用側にとってひとつの指標となります。同じ「1スタッフ」として開発に参加していても、PJの規模によって重みは違いますし、業務の進め方や発生する課題も変わってくるためです。

また、数人~30人程度の中小規模PJと、100人以上が参加する大規模PJでは開発の進め方や体制も大きく変わってくるので、大規模PJに参加した経験があるか、そこでどのように立ち回っていたかを気にされるケースもあります。

3. 役職(役割)
その会社(プロジェクト)にどんな役割で参加していたかは明示しましょう。プランナーとレベルデザイナーでは役割のニュアンスが変わってきますし、3DCGの「背景専門」モデラーならそのように書いた方が採用側が理解しやすいです。

リーダーやマネージャーだったなら迷わず書いたほうがいいですね。時期によって違ったり、兼任していた場合には「エンジニアリングマネージャー/クライアントエンジニア」「プランナー/プロジェクトマネージャー」のように両方書くのも悪くありません。役割を示すことで、どんな業務をしてきたのか採用側の理解を深めたり、興味を引き出すことに繋がります。

表記する名称は基本的には名刺やリリースされたコンテンツのクレジットに従うべきです。現職で肩書をどうするか選択権が与えられている方は、なるべく強そうな肩書にしておくといいかもしれませんね!

まとめ:情報を絞って「伝わる書類」を目指そう

採用担当が知りたいのはあなたの「実務経験の中身」です。テンプレ通りにやらなければいけない理由はありません。“相手の目線に立ってモノをつくる”のはゲームクリエイターの得意分野。採用側が求めている情報を的確にアピールすることを意識しましょう。